StanをJupyterで使う
Python用のStanであるPyStanは、Anacondaにおいては簡単にインストールできる。このPyStanは、AnacondaのJupyter Notebookでも利用することができる。AnacondaとPyStanおよびJupyterの簡単なインストールについて、このウェブサイトで説明している。Jupyter Notebookの簡単な使い方の説明のウェブサイトも用意している。
Pythonスクリプトの実行において使用するStanスクリプトや入力データファイルは同じフォルダ内に置いておくと使い易い（図１）。
図１
図１では、メインのPythonスクリプトのNotebookファイルBinAnal.ipynbとStanスクリプトファイルbinModel.stanがフォルダS:\sampleJに置かれていることが示されている。
このファイルが置かれているフォルダあるいはこのフォルダを含むフォルダに移動してからjupyter notebookを起動する（図２）。
図２
図２の状態で起動したjupyter notebookでは、起動したときのフォルダの内容が表示されている（図３）。
図３
Stanファイルを開くと図４のようになっている。
図４
Pythonスクリプトが書かれているNotbookファイルを開くと、図５のようである。
図５
図５のPythonスクリプトを実行すると、StanのMCMCサンプリングの様子が、jupyter Notebookを起動した端末（図２）に出力されていることが分かる（図６）。
図６
MCMCサンプリングが終了すると、Jupyter NotebookにPythonスクリプトの出力が表示される（図７）。
図７
現在（2020.07）は、コード「%matplotlib inline」を入れなくても画像グラフが表示されるようである。
Stanの解説を＜岡本安晴「いまさら聞けないPythonでデータ分析」丸善出版＞第10章〜第12章で行っている。