折れ線グラフ
図１は、日本気象協会による2018年6月5日の東京都千代田区の10日間最高気温予測値である。
図１ データファイル例temper10days.xlsx
図１では、1行目に変数名が書かれ、データ値は２行目以降に設定されている。１列目は折れ線において横軸で表されるデータ値であり、２列目に縦軸で表されるデータ値が設定されている。図１によると14日の予測最高気温は25℃である。
図１のデータを読み込んで、折れ線を描くスクリプト例を本ウェブサイト後半のリスト１に示す。スクリプトファイルとデータファイルは、圧縮ファイルfileslinegraph_nfd.zipにまとめている。ダウンロード解凍すれば自由に利用できる。
リスト１のスクリプトを実行すると、まず、入力ファイルデータ名の入力が求められる（図２）。
図２
図２では、図１のデータファイル名「temper10days.xlsx」が設定されている。入力データファイル名が設定されると、次は、描画図形を保存するファイル名の設定が求められる（図２）。ファイル名は、ファイル拡張子が「.png」であることを除いて任意である。図２では、「MyFigure.png」と設定されている。
ファイル名の設定後、「Enter」キーを押すと、データが読み込まれて、折れ線グラフが描かれ、表示される（図３）。
図３
ウィンドウの右上のXアイコンをクリックして閉じると、プログラムの終了である（図４）。
図４
保存された描画ファイルは、スクリプトの実行終了後、開くことができる。
import pandas as pd
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
finnm = input('入力データファイル（*.xlsx）= ')
foutnm = input('画像保存ファイル（*.png）= ')
#
# Excelファイルの読み込み
# モジュール xlrd がインストール済みであること
#
xlsx_fl = pd.ExcelFile(finnm)
# ExcelファイルからExcelFile型オブジェクトを生成
data_xlsx =
pd.read_excel(xlsx_fl, header =
None) # ExcelFile型オブジェクトからDataFrame型オブジェクトを生成
data = data_xlsx.values
# Dataframe型オブジェクトからnumpyの配列オブジェクトを生成
print(data)
x_name = data[0,0]
y_name = data[0, 1]
x_values = data[1:, 0]
y_values = data[1:, 1]
print(x_name)
print(x_values)
print(y_name)
print(y_values)
# 日本語表記の設定
plt.rcParams['font.family'] = ['Yu
Gothic', 'Noto Sans CJK JP', 'Hiragino Maru Gothic Pro']
plt.figure(figsize = (8, 5))
# 画像のサイズ
plt.plot(x_values, y_values, 'b')
# 折れ線の描画
x_labels = ['{}'.format(v) for v in
x_values] # 横軸の値表示文字列
plt.xticks(x_values, x_labels,
fontsize = 12) # 横軸の目盛り
plt.xlabel(x_name, fontsize = 20)
# 横軸の変数名
plt.ylabel(y_name, fontsize = 20)
# 縦軸の変数名
plt.savefig(foutnm)
# 画像の保存
print('画像保存ファイル：', foutnm)
plt.show()
# 画像の表示