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PyGameの強制終了

プログラムの開発においては、実行中のプログラムを強制終了したいときがある。Windowsの場合とUbuntuの場合に以下のように強制終了した。」

Windowsの場合

モジュールpygameのインストールは、コマンド

pip install pygame

で出来るので簡単である。プログラミングの練習にPyGameは面白いと思われる。しかし、プログラムの作成において、未完成のプログラムを実行したとき、画面全体が黒になり、戸惑うことがある。

例としてリスト１のプログラムを用意した。

リスト１

import pygame

import sys

pygame.init()

pygame.display.set_mode((0,0), pygame.FULLSCREEN)

while True:

for e in pygame.event.get():

if e.type == pygame.QUIT:

sys.exit()

リスト１のプログラムを実行すると、ディスプレイ画面は図１のように一面黒になる。

図１

このとき、キーボード左下のWindowsキー（Winodwsのロゴマークが描かれているキー）を押すと、図２のような画面になる。

図２

Python IDLEのメニュ項目「Shell -> Restart Shell」を選ぶと（図３）、実行中のPyGameプログラムの終了となる。

図３

Ubuntuの場合

UbuntuにインストールしたAnacondaにおいてPython 3.12仮想環境を構築した。

Python 3.12仮想環境においてコマンド

conda install conda-forge::pygame

によりPyGameをインストールした。

図U1に示すスクリプトを用意した。

図U1

図U1のスクリプトを実行すると、ディスプレイは図U2のように一面黒になった。

図U2

キーボード上の左下の方にあるWindowsロゴの付いたSuperキー（Windowsキー）を押すと図U3のように表示画面の選択が行えるようになる。

図U3

表示ウィンドウの適当なところ（ただし、黒で塗りつぶされた画面は避ける）をクリックすると普通の画面に戻るので、System Monitorを起動する（図U4）

図U4

Processesページの「python」プロセスを選び、マウスの右ボタンでクリックする。表示されるメニュ項目から「Kill」を選んでクリックする。

Killするかどうかの確認メッセージが表示される（図U5）。

図U5

「Kill Process」を選んでクリックすると実行中のPyGameのスクリプトは強制終了される。

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