Visual Studio 2019 C++/.NETフォームプログラミング
インストールと使い方
Visual Studio Community 2019（無料版）は
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/
からインストールできる。
インストールにおいては、図１の赤枠で囲まれている「.NETデスクトップ開発」「C++によるデスクトップ開発」および「v142ビルドツールのC++/CLIサポート」にチェックを入れておく。それ以上は、各自の好みである。
図１
インストールが完了したら、Visual Studio 2019を起動して、「新しいプロジェクトの作成」を選ぶ（図２）。
図２
提示された「新しいプロジェクトの作成」ダイアログウィンドウにおいて、「空のCLRプロジェクト」を選び、右下の「次へ」ボタンをクリックする（図３）。
図３
「CLR」はCommon Language Runtimeのことで、CLI（Common Language Infrastructure）の実行環境であり、CLIは.NET Frameworkの仕様である。
提示された「新しいプロジェクトを構成します」ダイアログウィンドウにおいて、プロジェクト名、ソリューション名を設定する（図４）。
図４
プロジェクト名を設定すると自動的に同じ名前がソリューション名に設定されるが、他の名前に変えることもできる。ソリューション名と同じ名前のフォルダが「場所」に設定したところに作成される。ソリューション名のフォルダ内にプロジェクト名のフォルダが作成され、プログラムのコードファイルなどが格納される（＜岡本安晴「大学生のための心理学VC++プログラミング入門」勁草書房＞の図0−6、p. 5、参照）。場所は、右側の「参照ボタン」をクリックして選ぶことができる。
これらの設定後、右下の「作成」ボタンをクリックすると、空のプロジェクトが作成される（図５）。
図５
メニュ「プロジェクト｜新しい項目の追加」を選ぶ（図６）。
図６
表示された「新しい項目の追加」ダイアログウィンドウで「Visual C++|UI」を選んで表示される右側の項目から「Windowsフォーム」を選ぶ（図７）。
図７
右下の「追加」ボタンをクリックする。
「MyForm.h[デザイン]」でフォームが表示されずに図８のようなエラーメッセージが表示されたら、一旦、「ソリューションを閉じる」を選んでソリューションを閉じる。
図８
ソリューションを閉じた後、再度、閉じたソリューションを開く（図９）。
図９
フォームが表示される（図１０）。
図10
後は、Visual Studio 2012の場合と同様の操作でFormアプリケーションを作成すればよい。詳しくは、「Windowsフォームアプリケーションの作成：Visual C++ 2012」のウェブサイトを参照されたい。
なお、Visual C++による.NETプログラミング（フォームアプリケーションの開発）については、＜岡本安晴「大学生のための心理学VC++プログラミング入門」勁草書房＞で説明している。