カイ2乗検定
分割表の検定
分割表（contingency table）のカイ２乗検定を行うVisual C++プログラムを作成した。これらのカイ２乗検定については＜岡本安晴「データ分析のための統計学入門」2009、おうふう；第３章：検定＞において、「分布の違いの検定」および「カテゴリの独立性の検定」の２つの場合が説明されているが、計算式は同じなので両方の場合に共通に用いることができるプログラムとして用意した。
このプログラムTestXTablebyChi2.exeをクリックしてダウンロード・実行すると図１のウィンドウが表示される。
図１
「列の追加」あるいは「行の追加」ボタンをクリックして列と行のカテゴリ数を必要な数に設定する。増やしすぎたときは、「列の削除」あるいは「行の削除」ボタンをクリックして減らすことができる。行数と列数を必要な数に設定した後、各セルに観測度数を設定する。設定後、「計算」ボタンをクリックすると計算結果が下のリッチテキストボックス内に表示される（図２）。
図２
「Data/Expct…」の下に表示されている「11/15.7」などは、データ（観測度数）が11で期待度数が15.7であることを示している。すなわち「観測度数／期待度数」の形式で表示されている。
の値（Chi-squared）に対応する確率を求めるVisual
C++プログラムはウェブサイト＜カイ２乗分布の計算＞に用意した。
リッチテキストボックス内のテキストは「コピー」ボタンのクリックでクリックボードにコピーされるので、コピー後、ワードなどに張り付けることができる。
プログラム・ファイルは圧縮ファイルとしてまとめた。ファイル名TestXTablebyChi2.zipをクリックしてダウンロードしたものをマウスの右ボタンクリックで表示されるメニュ「解凍」あるいは「展開」などを選ぶと解凍できる。解凍したものはVisual C++ 2008などで開いてビルド実行することができる。