岡本安晴「大学生のための心理学VC++プログラミング入門」サンプルプログラムリスト

C++サンプルプログラムソースコードのリスト

岡本安晴「大学生のための心理学VC++プログラミング入門」勁草書房に用意したサンプルプログラムをpdfファイルとしてプリント出力したものを用意した。本ウェブサイトの後半に各プログラムリストの項目名を並べ、項目名のクリックにより、該当プログラムリストのpdfファイルが表示されるようにした。本書では、Windowsでのプログラミングは.NET対応のVisual C++/CLRを利用すると便利であるので、プロジェクトの種類として.NET対応の「CLR」を選んでいる（本書「０．はじめに」参照）。しかし、.NET対応でない標準C++プログラミングを行いたい場合もある。本ウェブサイトでは、本書での.NET対応のプログラムをwin32版に書き直したプログラムのリストも用意した。.NET対応のリストのpdfファイル名がlisting.pdfの場合、win32版の方はlistingcio.pdfという名前になっている。項目名は、.NET対応の方（本書のサンプルプログラム）が項目1であれば、win32対応の方は項目1cioとした。.NET版とwin32版の相違は、.NET版の方は標準入出力をConsoleクラス型で行い、文字列はString型を利用しているが、win32版の方は標準入出力はcinおよびcoutで行い、文字列はchar *型あるいはstringクラス型を利用していることである。.NET対応のコンソールアプリケーションの新規作成方法は本書「０．はじめに」で説明しているが、win32コンソールアプリケーションはウェブサイト＜Win32 コンソール・アプリケーション＞を用意して説明した。win32コンソールアプリケーションをLinuxあるいはUnixでの標準C++プログラムとして使用するときは、

#include “stdafx.h”

を削除し、メイン関数頭部

int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[])

を

int main(int aargc, char * argy[] )

あるいは

int main()

に変更するなど、少しの修正でよい。例えば、

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

#include "stdafx.h"

#include <iostream>

#include <string>

using namespace std;

int _tmain(int argc, _TCHAR* argv[])

{

double a, b, sum;

cout << "a = ";

cin >> a;

cout << "b = ";

cin >> b;

cout << endl << "a + b = " << a + b << endl;

cout << endl << "Enter any character, then quit." << endl;

string s;

cin >> s;

return 0;

}

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

は

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

#include <iostream>

#include <string>

using namespace std;

int main(int argc, char * argv[])

{

double a, b, sum;

cout << "a = ";

cin >> a;

cout << "b = ";

cin >> b;

cout << endl << "a + b = " << a + b << endl;

return 0;

}

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

と変更すると、Linuxでビルド・実行することができる（Ubuntuで確認済み）。Linuxなどにおいてコンソール内で実行形式のプログラムファイルを呼び出して実行するときは、プログラムの実行が終了してもコンソール画面は表示されたままなので、入力待ち「cin >> s;」を用意する必要はない。LinuxなどでのC++プログラミングに関する簡単な説明は本書「A2 Linuxでのプログラミング」pp.301-303 に用意されている。